よりあいそとまちSUMOTOとは?

 洲本の外町地域は、1631年(寛永8年)から1635年(同12年)にかけて由良地域の政庁寺院などを洲本に移した「由良引け」により町割りが形成され始め、以降城下町として栄えてきました。隣接する内町地域と新都心地域を含めた洲本市の中心市街地は、現在も商業施設や公共施設、病院等の都市機能が多数集積するとともに、淡路島まつりや弁天祭などの祭り・イベント等も多数行われ、淡路島の政治、経済、文化の中心となっています。

 しかしながら、モータリゼーションの伸展、道路網などの交通体系の変化、情報・物流革命にともなう消費生活の変化などにより、企業、商店、住宅の郊外移転等が進み外町地域では、空き地、空き家が増加し、商店街には空き店舗が目立っています。昭和40年(1965)には7,731人であった外町の人口は、平成27年(2015)には人口1,760人、年少人口構成比8%、老年人口構成比46%というまさに人口減少・少子高齢化の地域となっています。

 外町地域の課題を解決するには、私たち地域の住民・商業者などが、改めて地域を見つめ直し、地域の課題について考え、行政および当地域に縁のある方々と協働を図りながら課題を解決していくことが必要であると考えます。

 商店街が衰退し、人口減少が進むこの洲本外町地域に賑わいを取り戻し、住みよい地域とするために、兵庫県の「商店街の活性化とまちの再整備による賑わいのまちづくりモデル事業」を実施することとなりました。ついては、事業実施団体である「洲本外町地域まちなか再生協議会」を、外町地域の商店街組織や地域住民団体および活動の趣旨に賛同いただける方々によって平成30年5月に設立いたしました。